現在の状況
2024年年末に発売された『ポケモンカードゲーム テラスタルフェスex』以降、ポケモンカードの購入が非常に難しい状況になってしまいました。
絶賛大人気のスマートフォンゲームのポケモンポケットリリース後、ポケットモンスターで人気のイーブイズが収録されたハイクラスパック『テラスタルフェスex』の発売が拍車をかける形になりました。
過去にイーブイヒーローズのポケモンカード及び未開封ボックスが高額転売された背景から転売目的での購入も増え、さらに海外需要も相まって熾烈な購入合戦がこの時から始まってしまいました。
※一時はコンビニ等でも特に品切れになるような状況ではなかったのですが…
2024年12月の『テラスタルフェスex』発売後には、1月は『バトルパートナーズ』、3月は『熱風のアリーナ』さらに4月は『ロケット弾の栄光』が発売されましたが、さらに先日『ブラックボルト』『ホワイトフレア』の発売がありましたが、新弾が発売されればほぼ初日には購入ができない状況が続いています。
最近では転売目的の人達が家電量販店などに大量に押しかけ、販売店側の購入制限に関する案内も無視し何度も列に並び購入する等の行為がSNSにポストされ、店舗側へのクレームへと発展している状況が散見されます。
販売対策
そんな混沌とした争奪戦でしたが、4月頃より家電量販店がポケモンカード販売の際に転売対策を実施し、今までは会員カード等保有者限定で販売していたところをさらに踏み込んでシュリンクをはがし、ジッパー加工の部分を剥がしボックスを開封した販売形式が取られるようになりました。
販売側からするとシュリンクをはがす事でさえ手間であるのに、ジッパー加工もはがして販売するのはより手間がかかることではありますが、そうしなければ転売が横行し続けるためやむ得ない事情ができてしまいました。
シュリンク包装剥がし
従来ボックス(箱買い)で購入する際はこのように箱の周囲を透明なフィルムでシュリンク包装されています。
シュリンク包装自体は商品の破損や汚損等の対策で一般的に良く使用されています。
シュリンク包装がされているイコール未開封の商品であるという認識からシュリンク包装された商品が高額転売されるターゲットとなってしまいました。
そこで販売店側で対策をしたのが「販売時にシュリンク包装を剥がす」です。


ジッパー加工剥がし(実質箱開封)
シュリンク包装を剥がしただけでは事足りず、転売を目的とする人たちは販売情報をつかむと販売店へ集まり長蛇の列を形成。
シュリンク包装が無い商品も高額で買い取るカードショップが存在することで転売目的の人たちの勢いは収まる気配がない状況でした。
そこで販売店側がさらに対応した対策は「ジッパー加工部分をはがす(実質的な箱開封)」です。


クレジットカード機能付きポイントカード+購入履歴チェック+身分証確認
残念ながら「ジッパー加工部分をはがす(実質的な箱開封)」でも新弾発売では転売を目的としている人の列が絶えませんでした。
もう一歩踏み込んだ対策が取られ「クレジットカード機能付きポイントカード+購入履歴チェック+身分証確認」です。
家電量販店がクレジットカード機能の付いたポイントカード限定販売を行い、支払い時に身分証の提示が必要になりました。
※一部でクレジットカード機能が付いたポイントカードを使いまわしている人たちがいたらしく、店舗側で厳しく対応をするようになりました。
「クレジットカード機能付きポイントカード+購入履歴チェック+身分証確認」が行われ始めましたので、今後は購入しやすい環境が少しずつ増えていくのではないかと思いました。
最後に
現在(2025年6月上旬時点)実店舗のポケモンセンターは人気のシリーズはパックでの販売を継続しいますので、少ないパックでも購入したい人たちにとっては安定的に購入できる環境であると思います。
ただ、私個人は箱買い派なのでパック販売での商品の購入は可能なだけ避けていますので早く安定的に箱買いできる環境が戻って欲しいと切に願っています。
箱買いであれば1ボックス購入をするとレアリティSRのカードが1枚、ARのカードが3枚最低保証として封入されているところに個人的に安心感がありますので可能な限り箱買いを選択しています。
※封入割合は発売されるシリーズによって若干異なります。
※稀に2枚箱と呼ばれるレアリティSARとSR又はURとSRの2枚が入っている場合があります。
ただし箱買いしたから必ず欲しいカードが入っているとは限らないので要注意が必要です。
株式会社ポケモン及び販売店舗も購入希望者に商品を届けようと施策を行っているようですので、今しばらく温かい目で見守る感じが良いのではないかと思われます。
参考元:ポケモンカードゲーム
ポケモンカード(ポケモンカードゲーム)は 株式会社ポケモンの登録商標または商標です。